公共図書館におけるインターネットポルノ規制、テキサス州ダラス市で議論に

米国のテキサス州ダラス市では、公共図書館におけるインターネットサービスにおいてフィルタリングソフトを導入していません。2007年12月に、インターネットサービスの利用をサンプル調査したところ、全体の7.5%がポルノ関係だと目されるウェブサイトへのアクセスだったことがわかりました。この値は以前の調査や他の調査よりもはるかに高く、市長・副市長を巻き込んだ議論が起こっています。市、図書館とも、この状況を看過できないものとしていますが、市長らが少なくともフィルタリングソフトの導入は必要であるとするのに対し、直接の市の担当者(もともとは図書館員として採用)、および図書館は、フィルタリングの限界を指摘し、利用規約を確実に読んでもらうようにする、利用している様子を図書館員からはっきり見えるようにする、画面上にポップアップで警告を表示する、他の利用者から画面が見えないよう物理的なフィルターを準備する、などの対応を取る方が良いとしています。

On Dallas library computers, porn is a regular sight – dallasnews.com
http://www.dallasnews.com/sharedcontent/dws/news/localnews/stories/DN-libraryporn_15met.ART.State.Edition2.378295d.html

Internet Porn Statistics at Dallas Central Library Prompt City Concern – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6525395.html