国立情報学研究所(NII)が2007年10月〜11月に実施した、学術論文のデータベース・サービス“CiNii”に関するアンケート調査の結果が発表されています。2006年度の調査結果に比べて、
・回答数が大幅に増加した(416→2,155)。
・回答者の属性に関する設問が加わった。
・CiNiiを知っていたか、CiNiiの利用目的、アンケート調査ページへの経路などが新たに設問に加わった。
・「CiNiiをどこでお知りになりましたか?」の設問への回答で「Google検索から」が大幅に増加した(6%→18%)一方で、「NACSIS-IRから継続して使用」の比率が相対的に減少した(25%→15%)。
・「CiNiiの主な利用方法を教えてください。(いくつでも)」の設問への回答は、2006年度の調査では「論文の書誌情報(タイトル、著者名等)の入手」が1位だったが、2007年度の調査では「論文の本文の閲覧・プリントアウト」が1位になった。
といった点で変化が現れています。ちなみに、回答者がつけたCiNiiへの点数の平均は、71.5点でした。(前回は68.6点)
CiNii のサービスに関するアンケート 平成19年の結果 – 国立情報学研究所学術コンテンツ課
http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/enquete/cinii2007/result.html
参考:
CiNiiのサービスに対する評価は?
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=2550
(※2006年度の調査結果)