総務省が5月23日、住民の視点での電子自治体の取組を推進するため、オンライン手続きと自治体ホームページに関する住民の利用状況、利用満足度、ニーズなどについて、オンラインアンケートを行った結果を「電子自治体推進のための住民アンケートと改善のポイント」として発表しました。
このアンケートで、オンライン手続きを経験したことがあるという人1,000名に対し、過去3年間に利用したサービスの種類を聞いたところ、第1位は、「図書館の図書の貸出予約」(57.4%)でした。第2位の「粗大ごみ収集の申込」(27.1%)以下を大きく引き離しており、また前回(昨年度)の調査の44.5%からも大きく増加しています。
ちなみに、オンライン/オフラインを問わず、「図書館の図書の貸出予約」をしたことがある人のうち、オンラインの経験者は13.1%で、これも第1位でした。
さらに満足度・不満な点も聞いており、「満足」「どちらかと言えば満足」と回答した人が90%を超えていました。不満な点としては、
・図書館に取りに行く必要がある
・新刊のリクエストができない
・図書の内容が十分にわからない
といった点が挙げられています。
このほか、自治体ホームページ全体に関する詳細な考察と、推奨する改善ポイントの紹介など、豊富な内容が掲載されています。
「電子自治体推進のための住民アンケートと改善のポイント」の公表 – 総務省
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070523_2.html