シラキュース大学のランケス(R.David Lankes)教授らが取りまとめた『Participatory Networks : The Library as Conversation』(参加加型ネットワーク:会話としての図書館)のファイナルバージョンが公開されました。これは、ALA(米国図書館協会)の情報技術政策局(Office of Information Technology. Policy:OITP)の求めに応じて、図書館の意志決定者が参加型ネットワークの可能性と課題に対する理解を深めるられるよう作成されたものです。
以下の4章から構成されます。
- 1.会話のファシリテーターとしての図書館
参加型ネットワークの理解と評価のための概念構成の解説 - 2.参加型ネットワーク化:ソーシャルネットワークとWeb2.0
参加型ネットワークにおいてキーとなる、Web2.0及びLibrary2.0等のコンセプトと技術に関する論考 - 3.参加型会話としての図書館
図書館システム開発のロードマップ作成へ向けて、これら概念構成と技術論考の統合 - 4.リコメンデーション
参加型ネットワークに関する議論と行動を促進するためのリコメンデーション、及び参加型ライブラリアンシップ
ウェブサイトには、要約版および本文PDF版のほか、実験的な試みとして、参加型インターフェースの“Participatory Version”でも提供されています。
Paticipatory Networks : The Library as Conversation
http://iis.syr.edu/projects/PNOpen/
また、これに関する講演の音声ファイルが、以下のURLに掲載されています。
“Massive Scale Librarianship” Plenary Presentation, Charleston Conference, Charleston, SC.
http://quartz.syr.edu/rdlankes/blog/?p=178
スライドhttp://quartz.syr.edu/rdlankes/Presentations/2006/Charleston.pdf
MP3http://quartz.syr.edu/rdlankes/pod/Charleston.mp3
参考;
Final Participatory Network is Released
http://quartz.syr.edu/rdlankes/blog/?p=187
ALA’s Office for Information Technology Policy (OITP)
http://www.ala.org/ala/washoff/contactwo/oitp/oitpofficeinformation.htm
ソーシャルタギングサイト『del.icio.us』での反響
http://del.icio.us/url/a8a45a48f734e64fe6363eb71a2c21ec