1997年以来、デジタルデバイドの解消を目指し、公共図書館へのインターネット導入など、これまで米国の図書館界に3億2,500万ドル(約391億円)の助成を行ってきたビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団ですが、1月18日に、新たな5年間の図書館助成プログラムを発表しました。
このプログラムの中心となるのは、40%の公共図書館で問題となっている老朽化したコンピュータの更新です。特に10%以上の人が貧困地域に住んでいる地区の公共図書館がその対象となるようです。このほか、インターネット接続回線の強化、全国の図書館員のシステムに関するスキルの向上、図書館にとってのコンピュータ・インターネットの重要性に関するアドヴォカシーの支援も含まれています。
Foundation Launches New Investments to Help Public Libraries Provide Free, High-Quality Computer and Internet Services – Bill & Melinda Gates Foundation
http://www.gatesfoundation.org/UnitedStates/USLibraryProgram/
Announcements/Announce-070118.htm
January 18, 2007付けLibrary Journalの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6408152.html
参考:
E210 (No.38) – ビル・ゲイツの図書館プロジェクトとその成果 <文献紹介>
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=216
E353 (No.62) – 公共図書館のインターネット基盤整備状況(米国)
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=359