スパイウェアのせいでアダルトサイトを見せてしまった教師、有罪に(米国)

米国コネチカット州で、授業用PCがスパイウェアに汚染されたせいで、10名の生徒にアダルトサイトを見せてしまった中学校の女性教師が罪に問われていましたが、このほど陪審員が有罪を宣告しました。被告は控訴する予定ですが、有罪の場合、最高で40年刑務所に収容される可能性があるということで、インターネット上で注目を集めています。

この学校ではPCにフィルタリングソフトを入れていたのですが、ライセンスが切れていたために稼働しなかったとのことです。また教師はスパイウェアが起動してアダルトサイトが表示され続け消せなくなったとき、他の教師や教頭に助けを求めたのですが、誰からも助言はなかったと発言しています。

裁判では、スパイウェアがどのようにPCに取り込まれたかが争点となったようです。弁護側は、教師がヘアスタイルに関するウェブサイトを見ていたときに取り込まれたとし、検察側は、教師がアダルトサイトを見ていて取り込まれたとしました。PCの電源を切らなかったことも弁護側には不利になり、有罪と宣告されたようです。

Teacher guilty in Norwich porn case – Norwich Bulletin
http://www.norwichbulletin.com/apps/pbcs.dll/article?
AID=/20070106/NEWS01/701060312/1002/NEWS17

‘Spyware’ teacher found guilty of exposing kids to smut – The Register
http://www.theregister.co.uk/2007/01/11/spyware_teacher/
Teacher Found Guilty of Endangering Kids Due to Spyware – Slashdot
http://slashdot.org/articles/07/01/13/0753209.shtml

January 15, 2007付けLISNewsの記事
http://lm.lisnews.org/lm/07/01/15/0021258.shtml