“OPAC2.0”を目指すオープンソースソフト、MATCを受賞

米国のアンドリュー・メロン(Andrew W. Mellon)財団の情報技術研究プログラム(Research in Information Technology Program)は毎年、オープンソースソフトウェアに貢献している個人・組織を表彰する“Mellon Awards for Technology Collaboration”(MATC)を発表していますが、このほど発表された2006年度の対象に、プリマス州立大学ラムソン図書館の情報ディレクター・ビッソン(Casey Bisson)氏が作成したソフト“WPopac”が選ばれました。何百ものソフトがノミネートされた中で、受賞したのは“WPopac”など10作品だけとのことです。

“WPopac”はオープンソースのブログソフト“Wordpress”を利用しており、ビッソン氏は“OPAC 2.0”のテストベッドとして位置づけています。まだ開発中、という位置付けではありますが、ラムソン図書館は“WPopac”を用いて目録を提供しています。

Now It’s Really Official – WPopac blog
http://wpopac.blogs.plymouth.edu/2006/12/04/now-its-really-official/
(※この公式ブログから、WPopacをダウンロードすることができます。)

Catalog of books and more (under development) – Lamson Library
http://www.plymouth.edu/library/opac/
(※ラムソン図書館のWPopac)