大阪府中之島図書館が、2022年9月から2023年10月まで、大阪府の「大阪教育ゆめ基金」を通じた、寄附金の受付をしています。
大阪府は、府立学校や府立図書館等の教育機関それぞれに対して、寄附者の意向を反映できるよう、応援したい機関の取組を指定して寄附できる制度をとっています。大阪中之島図書館では、この制度のもと、所蔵資料活用促進事業の寄附金を受付しています。
同事業の目的について、同館に所蔵されている近世資料のうち教科書等に掲載されている書物や貸出複写要望の多い資料等について複製品を作成し、学校教育活動や府域図書館での展示等に貸出活用すること、複製品やデジタル資料の展示環境を整えて、来館者が大阪の歴史や文化へ触れる一助とすること、と説明しています。
「大阪教育ゆめ基金」の寄附金を受付しています(大阪府立中之島図書館, 2022/9/1)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/nakato/yumekikin2022.html
教育機関が実施する取組みの支援(大阪府, 2022/9/7)
https://www.pref.osaka.lg.jp/kyoikusomu/kikin/torikumiichiran.html
参考:
宇部市(山口県)、宇部市立図書館「渡辺翁記念文庫」「渡辺翁記念文化協会「絵本文庫」」への公益財団法人渡辺翁記念文化協会からの寄付を受領
Posted 2020年1月27日
https://current.ndl.go.jp/node/40056
明石市(兵庫県)、一般財団法人公立図書館助成会の解散に伴う清算金を原資に「明石市本のまち基金」を設立:新図書館施設整備や読書バリアフリーの取組に活用
Posted 2020年1月15日
https://current.ndl.go.jp/node/39951
市立小樽図書館(北海道)において同館応援自動販売機2018年度寄付金贈呈式が開催される:今年で9回目
Posted 2019年7月5日
https://current.ndl.go.jp/node/38516
嶋崎さや香. 公共図書館への継続的な寄付の事例―寄付は地域の図書館を元気にする―. カレントアウェアネス. 2018, (335), CA1915, p. 2-4.
https://doi.org/10.11501/11062619