2022年6月13日、国による環境に関するデータ・組織・政策の分析を行う米国のEnvironmental Data and Governance Initiative(EDGI)が、米国環境保護庁(Environmental Protection Agency:EPA)のアーカイブ存続を求める公開書簡を送付したことを発表しました。
EPAは、過去20年以上にわたる活動や意思決定等に関する公的記録を提供するアーカイブを公開しており、同アーカイブを2022年7月に廃止すると発表していました。書簡の中では、歴史学・生態学をはじめとした様々な分野の研究者、教育関係者にとって重要なリソースであること、EPAの効果・取組への理解を支えるものであること等が指摘されています。
PRESS RELEASE: Open Letter to EPA Asks Agency Not to Sunset its Online Archive(EDGI, 2022/6/13)
https://envirodatagov.org/press-release-open-letter-to-epa-asks-the-agency-not-to-sunset-its-online-archive
https://envirodatagov.org/wp-content/uploads/2022/06/Historians-Letter-to-EPA.pdf
※2つ目のリンクは、公開書簡の本体[PDF:2ページ]です。
参考:
環境保護省図書館の縮小計画、一時中断(米国)
Posted 2007年2月2日
https://current.ndl.go.jp/node/5355
環境保護庁図書館ネットワーク存続のための活動(米国)
Posted 2006年7月6日
https://current.ndl.go.jp/node/4218
ウェブアーカイブプロジェクト“End of Term Presidential Harvest 2020”、米・トランプ大統領任期満了に伴って収集を希望する連邦政府機関のウェブ情報の推薦を受付
Posted 2020年9月3日
https://current.ndl.go.jp/node/41909