米国政府印刷局(GPO)、図書館における政府情報コレクションを支援する取組を開始

2022年4月6日、米国政府印刷局(GPO)が、図書館における政府情報コレクションを支援する取組“Library Services & Content Management (LSCM) Pilot Projects Initiative”を開始すると発表しました。

対象は連邦政府刊行物寄託図書館であり、GPOのメンバーが米国内の図書館を訪問し、資料の状態の評価、アイテムレベルの所蔵調査、目録作成、政府情報コレクションのデジタル化を行うとあります。

発表によると、最初の参加館はユタ州立大学のMerrill Cazier図書館であり、第二次世界大戦中の米国旧陸軍省のパンフレットをはじめとした200から300の資料の目録作成・デジタル化が行われます。デジタル化された資料は、GPOが運営する政府情報に関するデータベース“govinfo”で2023年冬季に公開される予定であり、2番目の参加者は2022年の晩春または初夏に発表するとあります。

News and Press Releases(GPO)
https://www.gpo.gov/who-we-are/news-media/news-and-press-releases
※2022年4月6日付で“GPO Kicks Off Initiative to Help Libraries Enhance Government Information Collections”が掲載されています。

GPO Kicks Off Initiative to Help Libraries Enhance Government Information Collections(GPO)
https://www.gpo.gov/who-we-are/news-media/news-and-press-releases/gpo-kicks-off-initiative-to-help-libraries-enhance-government-information-collections

参考:
米国政府印刷局(GPO)、連邦政府刊行物寄託図書館制度の全面デジタル化の実現可能性に関するタスクフォースを設置
Posted 2022年1月28日
https://current.ndl.go.jp/node/45563