中国で2006年2月に行われた国民読書調査の結果の一部(速報版)が、ウェブサイトで公開されています。また、8月31日には最終成果報告会が行われ、さらに細かな分析もなされました。
この読書調査は、1999年の第1回から2年おきに行われており、今回が第4回です。主な調査結果として、以下のような数値が挙がっています。
・読書が生存・発展に重要だと認識している人は84.1%だった。
・読書率は一貫して下がり続けている。調査対象者のうち識字者に限った読書率は、1999年は60.4%だったが、今回の調査では48.7%と初めて50%を割った。また読書時間が減ったと回答した人も25%いた。
・逆にインターネットでの読書率は一貫して上がっており、1999年の3.7%から7.5倍の27.8%まで増えた。
・家庭に本があると回答したのは53.6%だった。
・メディアにアクセスする頻度として、毎日テレビを見る人は94.6%、新聞が60.6%、インターネットが22.4%だった。図書を読む人は減っている。
・出版物の購入に費やした金額は平均で約191元(約2,800円)。このうち新聞が40%、図書が18%を占めている。都市住民がDVD購入に費やす額が増えている。
特別テーマ:全国国民読書調査 – 中国出版網
http://www.chinapublish.com.cn/cms/website/cips/layout2/zhuantiindex.jsp?channelId=112&siteId=1
(※速報版のデータの一部が見られます)
第4回国民読書調査成果発表会招請状 – 中国出版網
http://www.chinapublish.com.cn/cms/website/cips/layout3/index.jsp?mid=764&infoId=10681&channelId=2&siteId=1
読者から最も好感を受けた作家、出版社、雑誌を公表 – 中国出版網
http://www.chinapublish.com.cn/cms/website/cips/layout3/index.jsp?mid=764&infoId=10757&channelId=2&siteId=1