令和3年度全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)、動画配信により開催:研究主題は「デジタルアーカイブの構築と活用法」

福岡県立図書館のウェブサイト上に、令和3年度全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)の開催要項が掲載されています。

今回の研究主題は「デジタルアーカイブの構築と活用法」であり、先人が残した史料を保存・公開し、現在にいかし未来へつないでいくために、図書館が構築するデジタルアーカイブはどうあるべきかがテーマとされています。主催は公益社団法人日本図書館協会公共図書館部会、福岡県教育委員会、福岡県公共図書館等協議会、福岡県図書館協会で、主管は福岡県立図書館です。

2021年11月25日から12月9日まで、YouTubeによる動画配信が行われます。参加費は無料で事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

・情勢報告
植松貞夫氏(公益社団法人日本図書館協会理事長)

・基調講演「デジタルアーカイブと図書館サービスの新段階」
福島幸宏氏(慶應義塾大学文学部准教授)

・調査報告「新型コロナウイルス感染症の図書館対応状況について」
大谷康晴氏(青山学院大学コミュニティ人間科学部教授)

・事例発表①「とっとりデジタルコレクション」の取組み -他機関との連携による地域資料の公開-
野沢敦氏(鳥取県立図書館資料課長)

・事例発表②「瀬戸内市民図書館のデジタルアーカイブについて」
村上岳氏(瀬戸内市民図書館館長)

・事例発表③「田川市立図書館のデジタルアーカイブについて」 -「筑豊・田川デジタルアーカイブ」の活用と持続可能な学び活動-
中野直毅氏(田川郷土研究会会長)

令和3年度全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)(福岡県立図書館)
https://www2.lib.pref.fukuoka.jp/index.php?page_id=1035

参考:
鳥取県立図書館・鳥取県立博物館・鳥取県立公文書館・鳥取県埋蔵文化財センターの4館が共同で運営する「とっとりデジタルコレクション」が公開
Posted 2021年3月1日
https://current.ndl.go.jp/node/43400

田川市立図書館(福岡県)、「筑豊・田川デジタルアーカイブ」を公開へ
Posted 2018年3月14日
https://current.ndl.go.jp/node/35641

令和2年度全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)、2021年1月にインターネット配信により開催:研究主題は「図書館とバリアフリー-あらゆる人に開かれた図書館とは-」
Posted 2021年1月5日
https://current.ndl.go.jp/node/42908