神奈川県川崎市、川崎市文化芸術振興会議による答申「市民ミュージアムの今後のあり方について-答申-」を公開

2021年7月12日、神奈川県川崎市のウェブサイト上で、川崎市文化芸術振興会議による答申「市民ミュージアムの今後のあり方について-答申-」(2021年7月付け)が公開されていました。

2020年5月28日に、川崎市長は川崎市文化芸術振興会議へ「川崎市市民ミュージアムの復旧・復興に向けたあり方等について」の諮問を行い、同会議では「川崎市文化芸術振興会議市民ミュージアムあり方検討部会」を設置し検討を進めていました。

答申では、「新たなミュージアムの今後のあり方(活動)」「新たなミュージアムの今後のあり方(施設)」における方向性が示されており、後者では次の2点が挙げられています。

1.現施設でのミュージアム機能の再開は行わない
2.新たな施設は、浸水の恐れのあるエリアや土砂災害警戒区域等を避けた場所、利便性を考慮した場所で検討する

川崎市文化芸術振興会議「市民ミュージアムの今後のあり方について-答申-」(令和3年7月)(川崎市, 2021/7/12)
https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000129639.html

関連:
川崎市文化芸術振興会議市民ミュージアムあり方検討部会について(川崎市)
https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000120567.html
※同部会が開催した会議の資料等が掲載されています。

参考:
CA1998 – 令和元年東日本台風による川崎市市民ミュージアムの被災と新しい「あり方」の検討 / 白井豊一
カレントアウェアネス No.348 2021年06月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1998