【イベント】日本デジタル・ヒューマニティーズ学会「人文学のための情報リテラシー」研究会第1回研究会「若手研究発表セッション」(3/10・オンライン)

2021年3月10日、日本デジタル・ヒューマニティーズ学会(JADH)「人文学のための情報リテラシー」研究会の第1回研究会「若手研究発表セッション」がオンラインで開催されます。

日本国内のデジタル人文学教育が充分に整備されていないことを背景に、若手研究者による発表に対してベテランの研究者がアドバイスすることで、デジタル人文学研究の芽を育てることを、主な目的としています。

参加を希望する場合は、事前の申し込みが必要です。

当日のプログラムは以下の通りです。

・「ケーフェンヒュラーの『日記』の網羅的分析に向けて‐テキストマイニングを用いた全体把握の試み‐」
発表者:山下泰生氏(神戸大学大学院人文学研究科)
コメンテーター:山田太造氏(東京大学史料編纂所)

・「近世日本における異国情報受容の分析─天竺徳兵衛渡海譚のテキストマイニングを通じて─」
発表者:伊藤静香氏(千葉大学大学院)
コメンテーター:山田太造氏

・「既存のデジタル・アーカイブとツールを活用したドイツ史研究の可能性と課題――社会ネットワーク分析の視点から」
発表者:河合竜太氏(同志社大学大学院文学研究科博士後期課程)、東風谷太一氏、鈴木健雄氏
コメンテーター:吉賀夏子氏(佐賀大学)

・「日英機械翻訳における日本語省略表現訳出分析と事前学習モデルの改良 Wikipedia日英京都関連文書対訳コーパスを用いて」
発表者:田辺まりか氏(大阪大学大学院言語文化研究科言語文化専攻)
コメンテーター:村井源氏(公立はこだて未来大学)

・「GISを利用したフランス都市政策思想史研究のための予備的考察:共産党市政期ジュヌヴィリエにおける住宅供給事業を例に」
発表者:長野壮一氏(フランス社会科学高等研究院)
コメンテーター:後藤真氏(国立歴史民俗博物館)

・「TropyとTEIを用いた未校訂史料の構造化とExcelによる可視化」
発表者:阿部晃平氏(立教大学大学院)
コメンテーター:永崎研宣氏(人文情報学研究所)

・「若年女性農業従事者の綴りの言説分析 ―雑誌『農業千葉』の表紙を飾った女性たちは何を綴ったのか―」
発表者:七星純子氏(千葉大学大学院人文社会科学研究科)
コメンテーター:村井源氏

・「三次元デジタルアーカイブによるギリシャ・ビザンティン聖堂遺跡群の研究資源化」
発表者:樋口諒氏(日本学術振興会特別研究員PD(金沢大学))・村田光司氏
コメンテーター:交渉中

・「音響分析・合成を伴う作曲過程の視覚解析」
発表者:高倉優理子氏(慶應義塾大学理工学部訪問研究員)
コメンテーター:藤永一郎氏(カナダ・マギル大学)

JADH SIGLITH第1回研究会「若手研究発表セッション」プログラム(JADH, 2021/2/23)
https://www.jadh.org/siglith001

参考:
E1980 – 日本のデジタル人文学の国際学会JADH2017<報告>
カレントアウェアネス-E No.338 2017.12.07
https://current.ndl.go.jp/e1980