2021年1月29日、東北大学附属図書館が、「林鶴一関係資料」の利用が可能となったと発表しています。
同館の初代館長であり理学部教授・数学者であった林鶴一氏の関係資料約1,800冊が、燻蒸とクリーニング処理を経て本館書庫地下2階に配架され、利用が可能となったもので、数学分野のもののほか、雑誌論文の抜刷や林自身の書き込みと思われる資料も一部含まれます。また、全体の4分の3を洋書が占めています。
林鶴一を研究する者にとって、同氏がどのような資料を収集し研究を進めていったか、教育者としてどのように後進を導いてきたかを知ることができる貴重な資料群であると説明されています。
なお、同館には、第2代館長の「武内文庫」、第5代館長の「小宮文庫」、第9代館長の「中村文庫」、第11代館長の「金谷文庫」が既に所蔵されています。
お知らせ(東北大学附属図書館)
http://www.library.tohoku.ac.jp/news/news.html
※2021/01/29欄に「【本館】「林鶴一関係資料」の利用が可能になりました」とあります。
【本館】「林鶴一関係資料」の利用が可能になりました(東北大学附属図書館)
http://www.library.tohoku.ac.jp/news/2020/20210129.html
参考:
E1872 – 筑波大学附属図書館における二宮文庫の受入れと活用の取組
カレントアウェアネス-E No.317 2016.12.22
http://current.ndl.go.jp/e1872
東京女子大学丸山眞男文庫、手稿類を来年度中にも公開へ
Posted 2008年12月11日
https://current.ndl.go.jp/node/9724
立命館大学が加藤周一文庫を開設
Posted 2016年4月4日
http://current.ndl.go.jp/node/31224
札幌大学図書館、山口昌男元学長の仕事場を再現した「ヘルメス」をオープン
Posted 2017年9月8日
https://current.ndl.go.jp/node/34644
【イベント】札幌大学創立50周年記念公開講座「個人文庫をもつ大学 その意義と可能性」(10/11、10/19、10/25・札幌)
Posted 2017年8月24日
https://current.ndl.go.jp/node/34563