2021年1月21日、京都大学図書館機構が、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて「菊亭文庫」を公開したと発表しました。
「菊亭文庫」は、1921年に872部1,326冊、1922年に38部43冊および文書822部が、故菊亭公長侯爵から永久寄託されて以来、京都大学附属図書館貴重書庫で保管され、利用に供されてきた、公家・今出川家(明治以降、「菊亭」と改姓)に関する資料です。今回、現在の所有者により、新たな関係文書・美術品16点とともに同館に寄贈され、2021年1月、正式に附属図書館の所蔵資料として登録されました。
今回デジタル化・公開されたのは、肖像画掛軸(第22代・今出川実種(さねたね)、第23代・今出川尚季(なおすえ)、第24代・今出川公久(きんひさ)、第25代・今出川実順(さねあや))、家系図([菊亭家系図])、「言継卿記」(天正4(1576)年)の合計6点です。
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 琵琶の演奏を家業として朝廷に仕え、豊臣政権とも密接な関係を築いた菊亭家(今出川家)に伝えられた「菊亭文庫」を新たに公開しました(京都大学図書館機構,2021/1/21)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1388326
菊亭文庫(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/kikutei
参考:
京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて附属図書館所蔵「中院文庫」「近衛文庫」289タイトルを公開
Posted 2020年3月23日
https://current.ndl.go.jp/node/40557