2020年12月17日、EAST ASIA DIGITAL LIBRARY(EADL)が公開されました。
EADLは、東アジアの文化・学術資源を対象としたポータルサイトで、運営館である韓国国立中央図書館(NLK)と、参加館である国立国会図書館(NDL)が協力して構築・運用しています。
両館が所蔵しデジタル化した古典籍資料約8,000件の書誌データを収録しており(対象データは、今後拡大していく予定)、キーワード検索のほか、資料のタイトル、作成者、主題による詳細検索が可能です。データは、EADLが提供するAPI(SPARQLエンドポイント)を通じて、他のアプリケーションでも利用することができます。
また、検索結果から、各館のデジタル資料閲覧サイトに遷移し、本文画像を閲覧できるほか、資料をテーマ別に分けて表示することも可能で、時間・時代別のコレクションページも設けています。
運営館であるNLKのプレスリリースによると、今後、日・韓両国に加え、中国やモンゴル等の東北アジア関連の資料を統合し、欧米等の東アジア関連資料を所蔵している機関へと参加機関を拡大させていく計画であるとしています。
EAST ASIA DIGITAL LIBRARY(EADL)の公開について(付・プレスリリース)(NDL,2020/12/17)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2020/201217_01.html
국립중앙도서관,「동아시아 디지털도서관」시범서비스 개시(NLK,2020/12/17)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=37768&schBcid=normal0302
関連:
福林 靖博, 奥田 倫子, 中川 紗央里. EAST ASIA DIGITAL LIBRARY:東アジアにおける国際共同プロジェクトの一事例. デジタルアーカイブ学会誌, 2020, 4(s1), p. s80-s83.
https://doi.org/10.24506/jsda.4.s1_s80。