国文学研究資料館、慶應義塾大学附属研究所斯道文庫と「日本語の歴史的典籍に関する国際共同研究ネットワーク構築」を推進する覚書を締結

2020年11月25日、国文学研究資料館と慶應義塾大学附属研究所斯道文庫は共同して、前日24日に「日本語の歴史的典籍に関する国際共同研究ネットワーク構築」を推進する覚書を締結したことを発表しました。

両機関は締結した覚書に基づいて、慶応義塾大学附属研究所斯道文庫が所蔵する貴重資料のデジタル化を進め、国文学研究資料館の「新日本古典籍総合データベース」で順次公開することを表明しています。今後公開予定の斯道文庫所蔵資料として、室町期の連歌師である宗祇の『源氏物語』帚木の巻の一場面に対する注釈書『〔帚木別注〕』や、国内初の近代的国語辞書として知られる『言海』の校正刷『言海〔校正刷〕』を紹介しています。

お知らせ(国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/news/
※2020.11.25欄に「慶應義塾大学附属研究所斯道文庫と「日本語の歴史的典籍に関する国際共同研究ネットワーク構築」を推進する覚書を11月24日に締結いたしました。斯道文庫が所蔵する貴重資料のデジタル画像化とWEB上での一般公開を進めていきます。」とあります。

国文学研究資料館と慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 データベース構築に関する覚書締結 斯道文庫所蔵古典籍を国文研でデジタル化 [PDF:1,021KB](国文学研究資料館,2020/11/25)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20201124_release.pdf

国文学研究資料館と慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 データベース構築に関する覚書締結ー斯道文庫所蔵古典籍を国文研でデジタル化ー(慶應義塾大学,2020/11/25)
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2020/11/25/28-76448/

国文学研究資料館とのデータベース構築に関する覚書締結について(斯道文庫,2020/11/25)
http://www.sido.keio.ac.jp/info/index.php#128

参考:
慶応義塾大学附属研究所斯道文庫、斯道文庫所蔵典籍解題目録データベースの本格運用を開始
Posted 2020年4月1日
https://current.ndl.go.jp/node/40660

【イベント】第33回斯道文庫講演会・文庫開設60年記念フォーラム「書誌学のこれまでとこれから」(11/28・オンライン)
Posted 2020年10月21日
https://current.ndl.go.jp/node/42321

E1992 – 古典籍画像を見るなら,新日本古典籍総合データベース!
カレントアウェアネス-E No.341 2018.02.08
https://current.ndl.go.jp/e1992