Europeana、2020年から2025年にかけての著作権に関する取組の優先事項を発表

2020年9月25日、Europeanaは、2020年から2025年にかけての著作権に関する優先事項をまとめた文書“Europeana Copyright 2020-2025”を公開しました。

同文書は、Europeanaの2020年から2025年にかけての戦略“Europeana strategy 2020-2025: Empowering digital change”を踏まえ、著作権に関する取組の指針を示すものです。著作権に関するビジョンとして、ベストプラクティスや十分な方針の採用に関して、欧州の文化遺産機関を支援することが掲げられています。

優先事項としては、「著作権に関する政策的枠組みと実践の変化の把握」、「権利情報の質向上」、「著作権に関する技能育成」の3点が挙げられています。

Our copyright priorities throughout 2020-2025(Europeana Pro, 2020/9/25)
https://pro.europeana.eu/post/our-copyright-priorities-throughout-2020-2025

Europeana Copyright 2020-2025(Europeana Pro, 2020/9/25)
https://pro.europeana.eu/post/europeana-copyright-2020-2025

参考:
E2278 – Europeanaの2020年から2025年の戦略:デジタル変革に力を
カレントアウェアネス-E No.394 2020.07.09
https://current.ndl.go.jp/e2278

ユーザー作成コンテンツの著作権に関するEuropeanaの考え方:文字起こし、アノテーション、字幕等(記事紹介)
Posted 2020年8月13日
https://current.ndl.go.jp/node/41732

CA1863 – 欧州の文化遺産を統合するEuropeana / 時実象一
カレントアウェアネス No.326 2015年12月20日
http://doi.org/10.11501/9589935