2020年7月14日、スコットランド国立図書館(NLS)は、エディンバラに所在する本館George IV Bridge Buildingと地図閲覧室を備えた別館Causewayside Buildingについて、2020年8月11日から限定的に閲覧サービスを再開予定であることを発表しました。
NLSの今回の決定は、スコットランド自治政府が2020年5月21日付で発表した、新型コロナウイルス感染症の拡大を抑制しながらロックダウンの解除を段階的に実施するためのアプローチ“Route map for moving out of lockdown”に従ったものです。NLSは利用者と職員の安全の確保が最優先事項であり、自治政府の助言に従って衛生管理や物理的な距離の確保に関する措置の実施が保証できると確信した場合にのみ再開館を実施する、としています。
動画コレクションアーカイブの利用等が可能なグラスゴーに所在するKelvin Hall内の施設利用は、2020年9月中旬の再開を予定しています。
NLSは近日中に、安全対策・開館時間・閲覧室利用のための予約システム・利用者向けガイドラインなど、再開館にあたっての詳細な情報を同館ウェブサイトへ掲載する予定です。
@natlibscot(Twitter,2020/7/14)
https://twitter.com/natlibscot/status/1282983592512098304
Library closure: Coronavirus (COVID-19)(NLS)
https://www.nls.uk/service-disruption
関連:
Route map for moving out of lockdown(Scottish Government,2020/5/21)
https://www.gov.scot/news/route-map-for-moving-out-of-lockdown/
参考:
英国図書館(BL)、2020年7月22日から段階的にサービスを再開
Posted 2020年7月3日
https://current.ndl.go.jp/node/41426
英国図書館(BL)・ウェールズ国立図書館(NLW)・スコットランド国立図書館(NLS)、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館
Posted 2020年3月18日
https://current.ndl.go.jp/node/40524