中国国家図書館、2020年5月12日から段階的に再開館:事前予約制による入館者数の制限等を実施

2020年5月8日、中国国家図書館(NLC)は、2020年5月12日から段階的に再開館することを発表しました。同館は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、2020年1月24日から臨時休館していました。

5月12日時点では総館南区のみの開館となっており、月曜日は休館とするなど、通常より開館時間も短縮されています。また、毎日正午から午後1時までの時間は利用者サービスを休止し、サービスポイントと閲覧室の消毒が行われます。

入館は事前予約制となっており、国家図書館のWechat(微信)公式アカウントや電話を通じて予約する必要があります。入館者数の制限もあり、一日あたり1,200人(午前・午後各600人)となっています。

入館時には、予約情報や利用者の健康状態を示す「健康コード」の提示が必要となるほか、体温検査も実施されます。マスクの着用、一か所に集まらないこと、他者と1メートル以上の距離を保つことも求めています。

国家图书馆有序恢复开馆公告(NLC, 2020/5/8)
http://www.nlc.cn/dsb_zx/zxgg/202005/t20200507_191502.htm

参考:
新型肺炎の感染拡大防止のため中国国家図書館等が臨時休館
Posted 2020年1月24日
https://current.ndl.go.jp/node/40040

中国・上海図書館が来館による資料の貸出・返却サービスを再開:対象はオンライン予約を行った利用者に限定
Posted 2020年3月18日
https://current.ndl.go.jp/node/40541

中国の文化・観光部、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館している公共図書館が再開館する際に踏まえるべき事項を定めたガイドラインを公表
Posted 2020年3月5日
https://current.ndl.go.jp/node/40415