2019年10月18日、米・ジョージア大学(UGA)は、Googleと新たに提携し同館蔵書450万冊のうちの12万点についてデジタル化を進めることを発表しました。デジタル化された資料はGoogle Books等で利用可能になる予定です。
UGAがデジタル化を進める予定の資料には、オンラインで利用できない資料が多数含まれており、芸術・経済予測に関わる資料や数世紀前の行政資料など時代とジャンルを超えた様々な資料が対象となっています。また、オノレ・ド・バルザック、フランシス・ベーコンなどの歴史的に著名な著者の作品も対象に含まれています。
デジタル化は3年間のプロジェクトとして実施され、Googleが蔵書のスキャニング作業を実施します。UGAはデジタル化された複製版を保有し、これらは図書館のオンライン目録・Google Books・HathiTrustから利用可能になる予定です。
UGA Partners with Google Books for Digital Access(UGA Libraries,2019/10/18)
https://www.libs.uga.edu/index.php/news/google-books-partnership
UGA partners with Google Books for digital access(UGA,2019/10/18)
https://news.uga.edu/uga-partners-with-google-books-for-digital-access/
参考:
ミシガン州立大学図書館の蔵書5万冊がGoogle Booksでデジタル化へ
Posted 2013年2月12日
https://current.ndl.go.jp/node/22876
Google、米12大学のコンソーシアムからの提供資料のデジタル化が100万冊を突破
Posted 2011年2月7日
https://current.ndl.go.jp/node/17571
ミネソタ大学図書館、Googleブックスプロジェクトでの蔵書スキャンを開始へ(米国)
Posted 2010年4月23日
https://current.ndl.go.jp/node/16145
シカゴ大学など12大学のコンソーシアム、Google Book Searchに参加
Posted 2007年6月7日
https://current.ndl.go.jp/node/5965