2019年8月21日、Crossrefは2019年8月にCrossrefへのメタデータ入力時に使用するメタデータデポジットスキーマについて、最新のver.4.4.2を公式にリリースしたことを発表しました。
ver.4.4.1からの変更点として、受理した原稿に対してオンライン刊行の前にDOIが付与できるようになる“Pending publication”へのサポート、JATSバージョン1.2で定義された要約(abstract)へのサポート、学位論文(dissertation)・報告書(report)等の要約へのサポート、学位論文の複数著者へのサポート、雑誌論文・図書・図書内の章・会議論文のエレメントとして受理日(acceptance_date)の新規追加などを挙げています。
最新バージョンのスキーマファイルや文書等はGitLab上で公開されています。
Building better metadata with schema releases(Crossref,2019/8/21)
https://www.crossref.org/blog/building-better-metadata-with-schema-releases/
Metadata deposit schema 4.4.2(Crossref)
https://support.crossref.org/hc/en-us/articles/360029805751-Metadata-deposit-schema-4-4-2
crossref / Schema(GitLab)
https://gitlab.com/crossref/schema
参考:
Crossref、登録件数が1億件を突破
Posted 2018年9月28日
http://current.ndl.go.jp/node/36724
米国情報標準化機構(NISO)、“Journal Article Tag Suite(JATS)”のバージョン1.2を公開
Posted 2019年4月26日
http://current.ndl.go.jp/node/38101
CA1836 – CrossRefの動向 revisited / 長屋 俊
カレントアウェアネス No.322 2014年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1836