京都大学貴重資料デジタルアーカイブ、文学研究科所蔵の重要文化財「大日本史編纂記録」の第1冊から第5冊までを公開:修復・電子化事業の成果

2019年7月1日、京都大学貴重資料デジタルアーカイブは、文学研究科所蔵の重要文化財「大日本史編纂記録」の第1冊から第5冊までを公開したと発表しています。

同大学の文学研究科と総合博物館が進めてきた、文学研究科が所蔵する重要文化財「大日本史編纂記録」の修復・電子化事業において修復・電子化が完了した第1冊から第5冊までを、京都大学図書館機構が運営する京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開したものです。

「大日本史編纂記録」は、徳川光圀による『大日本史』編纂にかかわって、水戸・江戸の彰考館や京都の出張所などの間で交わされた往復書簡(6,000点以上)の控え等を中心とする資料です。江戸時代の綴装や修復の杜撰さが否めない状態のため、長期の保存を確保し、綴じ込まれて見ることができないのど部分の記述を明らかにするために、文学研究科と総合博物館により修復・電子化事業が実施されています。

今後も引き続き事業を推進し、その成果は、随時京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開されます。

文学研究科所蔵重要文化財『大日本史編纂記録』第1冊から第5冊までを公開しました(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ,2019/7/1)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/news/2019-07-01

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 文学研究科所蔵重要文化財『大日本史編纂記録』第1冊から第5冊までを公開しました(京都大学図書館機構,2019/7/1)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1382491

重要文化財 – 大日本史編纂記録(文学研究科所蔵)(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/dainihonshi

参考:
京都大学、京都大学基金に「文学研究科所蔵貴重資料修復基金」を設置
Posted 2016年4月11日
http://current.ndl.go.jp/node/31305