【イベント】シンポジウム「進化する複製の未来」(7/19・東京)

2019年7月19日、丸ビルホール(東京都千代田区)において、一般財団法人デジタル文化財創出機構が主催するシンポジウム「進化する複製の未来 —複製、復元の歴史、宗教、工芸、科学の4つの視点からの発見とその未来—」が開催されます。

入場無料であり、定員180名(事前申込み要)です。主なプログラムは次のとおりです。

・基調講演①「複製・復元の歴史と意識」
正倉院宝物の再現模造『ひと、もの、こころ』
西川明彦氏(宮内庁正倉院事務所長)

・研究活動報告
「デジタル文化財創出機構 研究活動のご報告」
植山秀治氏(同財団事務局長)
「當麻寺西塔発見の舎利容器の保存・活用と複製」
内藤栄氏(奈良国立博物館学芸部長)
「唐招提寺中興の祖『證玄上人』蔵骨器の研究と複製」
石田太一氏(唐招提寺副執事長)
「長野県柳沢遺跡『破損銅鐸の復元』」
中山香一郎氏(凸版印刷株式会社)

・基調講演②「複製・復元の歴史と意識」
「式年遷宮の神宝調製が繋ぐもの」
吉川竜実氏(神宮徴古館農業館館長/式年遷宮記念せんぐう館館長)

・文化財複製の制作と活用「新しい鑑賞体験をデザインする」
小林牧氏(国立文化財機構 文化財活用センター副センター長)

・伝統技術とデジタル技術・材料分析技術との融合が開く複製の世界
「材料科学からみたデジタルアーカイブの活用―国宝薬師寺東塔水煙の復元を中心に―」
村上隆氏(京都美術工芸大学特任教授)
「スーパークローン文化財が可能にした保存と公開」
宮廻正明氏(東京藝術大学特任教授)

シンポジウム「進化する複製の未来」(一般財団法人デジタル文化財創出機構)
http://www.digital-heritage.or.jp/symposium9/

参考:
国立文化財機構文化財活用センターとキヤノン株式会社、文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクトを開始
Posted 2018年11月1日
http://current.ndl.go.jp/node/36958

京都国立近代美術館で展示「フランス映画ポスター名品選 国立映画アーカイブ デジタル・コレクションより」が開催:デジタル化した資料を活用して高精度の複製を制作・展示
Posted 2018年12月28日
http://current.ndl.go.jp/node/37308