2019年4月1日、世界知的所有権機関(WIPO)が、AIを基盤とした商標の画像検索技術を、WIPOの商標データベース“Global Brand Database”に搭載したと発表しています。
マークの形状や色から、商標との類似性を識別するツールで、機械学習を用いることで、画像内の概念の組合せと、登録済みの商標との類似性を見つける技術を改良していくとしています。
検索対象は、45の商標庁(局)に登録された3,800万の商標データで、WIPOでは今後も世界中の新しい商標データを登録していくと説明しています。
WIPO Launches State-of-the-Art Artificial Intelligence-Based Image Search Tool for Brands(WIPO,2019/4/1)
https://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2019/article_0005.html
先行商標調査:グローバルブランドデータベース(WIPO)
https://www.wipo.int/madrid/ja/how_to/search/gbd.html
Global Brand Database(WIPO)
https://www.wipo.int/branddb/en/
参考:
特許庁、WIPOの商標データベースに日本の商標登録に関する情報の提供開始を発表
Posted 2014年11月27日
http://current.ndl.go.jp/node/27530