2018年1月5日、静岡県の御前崎市立図書館が「ケータイ小説」の提供中止を発表しています。
同館では、約15年前に、当時の中学生の希望で「ケータイ小説」の取り扱いをはじめましたが、近年は作品発表の主流がWeb小説の投稿サイトに移り作品も利用も少なくなってきたこと、同館においても「ケータイ小説」に変わり、Web小説が蔵書も利用も多くなっていることから、「ケータイ小説」がヤングアダルト層に働きかける役目を終えたものと考え、2018年1月31日をもって「ケータイ小説」の提供を終了すると説明されています。
同館所蔵の「ケータイ小説」は、保存すべき一部の作品を除き、今年のリサイクルブックフェアに出品されます。
ケータイ小説の提供中止について(御前崎市立図書館,2018/1/5)
http://library.maotv.ne.jp/main/0000000272/article.html
参考:
ケータイ小説の認知度が大幅に上昇
Posted 2009年9月7日
http://current.ndl.go.jp/node/14330
E856 – 子どもたちはどのように「ケータイ小説」を受容しているか
カレントアウェアネス-E No.139 2008.11.19
http://current.ndl.go.jp/e856
E721 – 子どもたちの読書の実態は?
カレントアウェアネス-E No.118 2007.11.28
http://current.ndl.go.jp/e721
図書館調査研究リポート No.11 電子書籍の流通・利用・保存に関する調査研究
http://current.ndl.go.jp/report/no11