2017年4月21日、国立国会図書館は、「国立国会図書館サーチの外部提供APIの利用に関する調査報告」を公開しました。
この調査は、国立国会図書館サーチの外部提供APIサービスに関するニーズ等を把握するとともに、今後実施すべき事項の検討課題について整理することを目的としています。調査では、APIユーザを対象としたアンケートを実施し、また問合せ内容・API利用申請内容・アクセス統計を整理しています。
報告では、外部提供APIサービスの利用自体は多いこと、国立国会図書館サーチのAPIを利用している理由に、取得できるメタデータの量や収録範囲の広さを挙げる回答が多かったこと、図書館パッケージシステムでNDL-OPACのデータ取込機能を実装するなど、図書館システム等で機能実装する用途のAPI利用申請が最も多いこと、書影画像の提供、検索項目や出力形式の拡張等に関する要望が一定程度あることなどを明らかにしています。
「国立国会図書館サーチの外部提供APIの利用に関する調査報告」を公開しました(2017年4月21日)(国立国会図書館サーチ, 2017/4/21)
http://iss.ndl.go.jp/information/2017/04/21_announce-3/
国立国会図書館サーチの外部提供APIの利用に関する調査報告(PDF: 15ページ)
https://doi.org/10.11501/10325734
参考:
E1759 – NDL,技術文書「OAI-PMHの要点」を公開
カレントアウェアネス-E No.296 2016.01.21
http://current.ndl.go.jp/e1759
国立国会図書館サーチ、J-STAGEのメタデータのAPI提供を開始
Posted 2016年6月28日
http://current.ndl.go.jp/node/31917
国立国会図書館、国立国会図書館サーチとの連携に関する「WebAPIによるシステム連携ガイドライン」を公開
Posted 2013年4月23日
http://current.ndl.go.jp/node/23387
※URLを一部修正しました。(2017/4/28)