2017年3月28日、プレプリントサーバarXivは2018-2022年のビジネスプランを発表しました。新プランでは会費について、利用の多い機関を対象に値上げすることが発表されています。
arXivは利用の多い大学等の上位200機関を対象に、費用負担を求めるビジネスモデルを取っており、トップ50位の機関は年間3,000ドル、51-100位は2,500ドル、と利用の多寡に応じて負担額を変えています。この価格は2012年に設定されたものですが、その後の物価変動や、開発・運用コストの負担増に伴って、2018-2022年については会費の値上げを行うとのことです。
トップ25位は4,400ドル、26-50位は3,800ドル等と負担増を求める一方で、任意加入のarXivの利用状況が上位200位を下回る機関については、会費を1,500ドルから1,000ドルに下げることで、より多くの貢献を募るとされています。
2018-2022 Business Model(arXiv public wiki、2017/3/28付け)
https://confluence.cornell.edu/display/arxivpub/2017/03/28/2018-2022+Business+Model
2018-2022: Sustainability Plan for Classic arXiv(arXiv public wiki、2017/3/28付け)
https://confluence.cornell.edu/display/arxivpub/2018-2022%3A+Sustainability+Plan+for+Classic+arXiv
参考:
コーネル大学図書館、プレプリントサーバ“arXiv”への資金協力を求める
Posted 2010年1月22日
http://current.ndl.go.jp/node/15680
arXiv、システム更新のための作業を開始
Posted 2016年12月1日
http://current.ndl.go.jp/node/33027