日本経済新聞社、人工知能を活用した「決算サマリー」配信開始

2017年1月25日、日本経済新聞社は、人工知能(AI)を使い、決算の要点を自動で文章として配信する「決算サマリー」サービスを始めたと発表しています。

このサービスは、言語理解研究所と東京大学の松尾豊研究室、日経のエンジニアの共同で開発されたものです。

適時開示情報サイトでの決算公表後、数分で売上高や利益などのデータとその背景や理由などをまとめて、「日本経済新聞電子版」や「日経テレコン」のコンテンツとして配信しています。企業の開示資料から文章を作成し配信するまで、システムが完全自動で実施しています。当面はベータ版の位置づけであるとのことです。

AIを活用した「決算サマリー」配信スタート(日本経済新聞社のプレスリリース、2017/1/25)
http://www.nikkei.co.jp/nikkeiinfo/news/press/394.html

日経、ILU、東大共同研究 完全自動「決算サマリー」
http://pr.nikkei.com/qreports-ai/

参考:
人工知能が作成した詩や小説を載せるウェブサイト“CuratedAI”
Posted 2016年7月28日
http://current.ndl.go.jp/node/32233

人工知能を利用して作成した「きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ」の作品が公開される
Posted 2016年3月28日
http://current.ndl.go.jp/node/31138