和歌山県、読売日本交響楽団から、南葵音楽文庫を寄託

和歌山県は、読売日本交響楽団から、南葵音楽文庫の寄託を受けることとなり、2016年12月2日、契約調印式が行われました。

南葵音楽文庫は、紀州徳川家の16代当主・徳川頼貞が建設した音楽専用ホール「南葵楽堂」に併設された音楽図書館に所蔵されていた音楽書・楽譜のコレクションで、現在は、読売日本交響楽団が所有しています。

今回の寄託契約により、貴重資料98点が、和歌山県立博物館で保管され、特別展等で一般公開されるほか、その他の資料は和歌山県立図書館で保管され、閲覧や研究のために活用されます。

南葵音楽文庫の寄託契約に係る調印式の開催について(和歌山県,2016/11/28)
http://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/press/281128/281128_2.pdf

「南葵音楽文庫」県に寄託 ベートーベン自筆譜も(わかやま新報,2016/12/3)
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2016/12/20161203_65607.html

南葵音楽文庫(読売日本交響楽団)
http://yomikyo.or.jp/nanki/

参考:
慶應義塾、ベートーヴェンの自筆資料などを含む南葵音楽文庫所蔵資料をデジタル化
Posted 2008年12月16日
http://current.ndl.go.jp/node/9776