国内33の図書館で世界の古典作品を読む読書会プログラムを実施中(韓国)

韓国国内の33の図書館で、2016年9月中旬から11月まで、世界の古典作品を読んで議論する読書会プログラム「古典人文学堂」が開催されています。

文化体育観光部と韓国図書館協会が試験的に行なうもので、1人では理解しがたい世界の古典作品を分量を定めて予め読んでおき、元大学教師や非常勤講師、研究家、著述家等からなる講師による解説を受けた後、参加者同士で議論する読書会プログラムで、最終的には作品を読破します。

多く採択された東洋の古典作品は「論語」で、それ以外にも「史記」「道徳経」「三国遺事」が、西洋の古典作品では「ニコマコス倫理学」「君主論」「夢判断」が選ばれています。また、文学作品では、トルストイやシェークスピアの作品が多く採択されており、その他、漢詩や「洪吉童伝」「濁流」も選ばれています。

토론형 집단독서프로그램 ‘고전인문학당’ 운영(韓国・文化体育観光部,2016/9/8)
http://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=15539&pMenuCD=0302000000&pCurrentPage=1&pTypeDept=&pSearchType=02&pSearchWord=%EB%8F%84%EC%84%9C%EA%B4%80

参考:
【イベント】国文学研究資料館、2015年度「古典の日」講演会(11/1・東京)
Posted 2015年8月12日
http://current.ndl.go.jp/node/29155

台湾における中国古典読書推進活動“民國一百、讀享『經』彩”が終了
Posted 2012年1月5日
http://current.ndl.go.jp/node/19868