米国において、オバマ大統領の任期が2017年1月20日に満了することにともなうウェブアーカイブプロジェクト“End of Term 2016 archive”が開始されています。
米国議会図書館(LC)、カリフォルニアデジタルライブラリー(CDL)、ノーステキサス大学図書館、Internet Archive、ジョージ・ワシントン大学図書館、スタンフォード大学図書館、米国政府印刷局(GPO)による共同プロジェクトで、オバマ政権末期にあたる米国連邦政府のウェブサイトを保存することを目的としています。
収集対象は、govドメインのほか、他のドメインで発信されている連邦政府のコンテンツやソーシャルメディアを含み、Internet Archiveが2016年9月中旬と2017年の新大統領就任式早々にgovドメインのバルク収集をするほか、ノーステキサス大学図書館とCDLが、それを補完するものとして、政府情報の専門家によって作成される優先リストに基づいた選択的収集を行ないます。
収集開始にあたり、プロジェクトでは、“Nomination Tool”から、収集を希望するウェブサイトやソーシャルメディアのURLの推薦を受け付けています。
Nominations Sought for the U.S. Federal Government End of Term Web Archive(LC,2016/8/31)
http://blogs.loc.gov/thesignal/2016/08/nominations-sought-for-the-u-s-federal-government-end-of-term-web-archive/
About This ProjectNomination(End of Term 2016 archive)
http://digital2.library.unt.edu/nomination/eth2016/about/
Nomination Tool(End of Term 2016 archive)
http://digital2.library.unt.edu/nomination/eth2016/
End of Term Web Archive
http://eotarchive.cdlib.org/
参考:
LC、Internet Archive等が協同でブッシュ大統領任期満了時の政府系ウェブサイトの収集・保存を発表
Posted 2008年8月18日
http://current.ndl.go.jp/node/8605
米国議会図書館(LC)が選ぶ2012年の電子情報保存事業の進展トップ10
Posted 2013年1月17日
http://current.ndl.go.jp/node/22726