2016年6月12日、兵庫県多可町で、地元の伝統産業である杉原紙(和紙)の歴史や技術を調べる「杉原紙総合調査委員会」が発足しました。
委員会は、学識経験者、地域の代表、杉原紙の技術者等6名で構成されており、町内の個人宅や近隣の寺院で所蔵する古文書を調べる「歴史部会」、「歴史部会」の調査で得られた知見をもとに江戸期以前の杉原紙を復元する「技術部会」、原料確保・後継者育成・商品開発・販路拡大に取組む「普及・啓発部会」の3部会が設置されます。
多可町教育委員会要旨録(平成28年4月定例会)
http://takacho.tokyo.r-cms.jp/files/topics/12369_ext_01_0.pdf
※「議案第18号 杉原紙総合調査委員会設置要綱の制定について」とあります。
杉原紙総合調査準備委員会設置要綱
http://www.town.taka.lg.jp/reiki/427920500008000000MH/427920500008000000MH/427920500008000000MH.html
紙すき技術復元へ 多可で「杉原紙」調査委発足(神戸新聞,2016/7/13)
http://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/201607/0009279119.shtml
参考:
【イベント】全史料協近畿部会第132回例会「古文書(近世村方、町方文書等)料紙調査のためのワークショップ-料紙の紙質や物性を理解するためのレクチャーと実習-」(京都・3/12)
Posted 2016年2月29日
http://current.ndl.go.jp/node/30849