米国の調査会社、機関リポジトリに関する調査報告書の2016年版を刊行

米国の調査会社Primary Research Group(PRG)が、機関リポジトリに関する調査報告書”International Survey of Institutional Digital Repositories, 2016 Edition”を刊行しました。

この調査は37の大学・研究機関から得たデータと自由記述に基づくもので、米国のほか英国やドイツ、カタール等の機関からも回答があったとしています。本文は有料ですが、サマリーと目次を無料で閲覧することができます。そのサマリーによれば、例えば以下のようなことがわかったとのことです。

・回答のあった機関のリポジトリは平均5.18年、最長で16年運用されている
・カーネギー分類でレベル1あるいはレベル2に分類される研究大学および米国外の同等の規模の大学のリポジトリにおいては、過去1年間で平均して1,104,140回コンテンツがダウンロードされていた
・米国の機関リポジトリにおいて、ダウンロード全体の27パーセントは北米(米国・カナダ)以外からのものであった

International Survey of Institutional Digital Repositories, 2016 Edition(PRG)
http://www.primaryresearch.com/view_product.php?report_id=596

参考:
機関リポジトリに関する国際調査報告書が刊行される
Posted 2007年11月9日
http://current.ndl.go.jp/node/6815