九州大学基幹教育院に「ラーニングアナリティクスセンター」が設置:教育ビッグデータの蓄積と分析で教育・学習の改善を図る

2016年3月14日付のプレスリリースで、九州大学が、2016年2月1日付で九州大学基幹教育院に、学習活動のプロセスをデータとして記録し、そのデータを分析することによって教育・学習の改善を行うことを目的とした、「ラーニングアナリティクスセンター」を設置したことを発表しています。

同センターが管理・運用する3つのシステム(学習管理システム“Moodle”、オープンソースソフトウェアのeポートフォリオシステムである“Mahara”“BookLooper”)を長期的に運用し、授業設計や教材の改善についてデータやエビデンスをもとに、分析を行い、改善点を洗い出していくとのことです。

主な業務は、「研究推進部門」「データ管理部門」「企画・評価部門」「システム運営サポート部門」の4つの部門を設置し、行うとされています。

教育ビッグデータの蓄積と分析を行うセンター組織は、日本の大学では初とのことです。

九州大学 基幹教育院 ラーニングアナリティクスセンター
http://lac.kyushu-u.ac.jp/news/news87.html

【プレスリリース】総長との記者懇談会「日本の大学初 ビッグデータで教育・学習の向上を」(九州大学 基幹教育院 ラーニングアナリティクスセンター, 2016/3/14付)
http://lac.kyushu-u.ac.jp/news/news87.html
http://lac.kyushu-u.ac.jp/script/showfile.php/20160314+記者懇談会.pdf

Facebook(九州大学基幹教育院ラーニングアナリティクスセンター)
https://www.facebook.com/KyushuUniversityLAC/

国内大学で初、九州大が教育ビッグデータを分析するLAC設置(リセマム, 2016/3/17)
http://resemom.jp/article/2016/03/17/30380.html

関連:
Mahara ePortfolio System
https://mahara.org

参考:
九州大学が全学の1年生を対象に、京セラ丸善システムインテグレーションの電子書籍配信サービス“BookLooper”によって講義資料を配信、教育ビッグデータの利活用に関する研究を開始
Posted 2015年5月12日
http://current.ndl.go.jp/node/28448

E1658 – 千葉大学アカデミック・リンク・シンポジウム<報告>
カレントアウェアネス-E No.277 2015.03.05
http://current.ndl.go.jp/e1658