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九州大学が全学の1年生を対象に、京セラ丸善システムインテグレーションの電子書籍配信サービス“BookLooper”によって講義資料を配信、教育ビッグデータの利活用に関する研究を開始

2015年4月13日から、九州大学は同学の一年生約2,700名を対象に、京セラ丸善システムインテグレーションの電子書籍配信サービス“BookLooper”を利用した講義資料の配信及び教育ビッグデータの利活用に関する研究を開始しました。これまで、同学ではBookLooperによる試験的な講義資料配信が行われてきたとのことですが、今回本格的に実施することとなった模様です。

BookLooperは、PC・タブレット・スマートフォンなどによる閲覧・書き込みを可能とし、コンテンツ検索・閲覧・マーカー・メモなどの学習支援機能、利用ログ収集・分析機能を有するとのことです。

九州大学がこの度実施する教育ビッグデータの利活用に関する研究は、情報通信研究機構(NICT)による「ソーシャル・ビッグデータ利活用・基盤技術の研究開発」の助成を受けて実施されるとのことで、2013年4月から学生全員のPC必携化や、eラーニングを含む教育の情報化、学内にセンサを配置した行動分析などを行ってきた実績があり、これらのデータとBookLooper上のログが利用されるようです。

高等教育における電子教科書・書籍の導入による教育ビッグデータの利活用によって、教育・学習の適切な支援方法を検証することが研究の狙いであるようです。今後、同額では研究において集約・検証された情報をオープン化し、研究成果を他大学や初等中等教育、企業内教育などの異分野へも展開していく考えのようです。

基幹教育院EEP/NICT WGの取組が、本学のプレスリリース及び、読売新聞Web版他、Web媒体にて紹介されました(九州大学 基幹教育院)
http://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/topics/view/134
http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2015/2015_05_11_1.pdf
※2つ目のリンクは、国立大学法人九州大学及び京セラ丸善システムインテグレーション株式会社によるプレスリリースです。

九州大学が学生2,700名を対象に、京セラ丸善のBookLooperを利用した講義資料の電子配信を開始!教育ビッグデータの利活用に関する研究を本格始動(京セラ丸善システムインテグレーション株式会社, 2015/5/11)
http://www.kmsi.co.jp/press/2015-05-11/?001

九州大学、KMSIの「BookLooper」によるデジタル教材配信を本格化(ITmedia eBook USER, 2015/5/11)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1505/11/news122.html

高度通信・放送研究開発委託研究(NICT-情報通信研究機構ホームページ)
http://www.nict.go.jp/collabo/commission/k_178a03.html

参考:
北海道情報大学、電子教科書を本格導入
Posted 2014年5月27日
http://current.ndl.go.jp/node/26221

東京大学附属図書館がハイブリッド図書館実証実験を開始
Posted 2013年10月8日
http://current.ndl.go.jp/node/24539

慶應大医学部の電子教科書配信実験に、京セラコミュニケーションシステム等がBookLooperを提供
Posted 2013年4月25日
http://current.ndl.go.jp/node/23412

京セラコミュニケーションシステムが大学・企業向け電子書籍配信サービス“BookLooper”を発表
Posted 2012年12月26日
http://current.ndl.go.jp/node/22592

日販、大学向けに学術・専門書のデジタル配信サービスを開始へ 2013年4月から
Posted 2012年12月26日
http://current.ndl.go.jp/node/22591