デジタル化技術を開発するスタートアップ”Iconem”(フランス)、シリアの文化遺産のデータベースを公開

2012年に創設された文化遺産のデジタル化及び3Dモデル化技術を開発しているフランスのスタートアップ”Iconem”が、シリア危機(シリア内戦)で破壊されている文化遺産について、3Dでデジタル化し、画像や動画を掲載するデータベース”Syrian Heritage”(REVIVAL(الإحياء))を公開しています。シリア政府文化財博物館総局(DGAM)との協力により、デジタル化がすすめられたもので、AFPの報じるところによると、データベースは2016年3月15日に公開されたとのことです。

現在、古代都市ダマスカスの一部を構成するウマイヤド・モスクや、古代都市国家・ウガリットなどに関しデータが収録されています。

Syrian Heritage(Iconem)
http://iconem.com/syria/

Facebook(Iconem, 2016/3/17)
https://www.facebook.com/Iconem.corp/posts/953689438013407/

Virtual tour for the Theatre of Jableh(DGAM, 2016/3/13)
http://www.dgam.gov.sy/?d=314&id=1937

Des grands sites archeologiques syriens numerises en 3D(AFP, 2016/3/14)
http://www.afp.com/fr/info/des-grands-sites-archeologiques-syriens-numerises-en-3d

シリア文化遺産、3D画像データベースをネット公開(AFPBB News, 2016/3/15)
http://www.afpbb.com/articles/-/3080434

Can 3D imagery save Syria’s cultural heritage?(DW.COM, 2016/3/15)
http://www.dw.com/en/can-3d-imagery-save-syrias-cultural-heritage/a-19117426

参考:
ユネスコ、シリアの6つの世界遺産を危機遺産リストに登録
Posted 2013年6月20日
http://current.ndl.go.jp/node/23766