デューク大学図書館、CLIR「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」から助成金を得て、同館所蔵のノースカロライナの民俗音楽をデジタル化

2016年1月7日、デューク大学図書館は、図書館情報資源振興財団(CLIR)が実施する「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」から7万4,595ドルの助成金を取得したと発表しています。

助成金は、ノースカロライナの20世紀初頭の民俗音楽のデジタル化に用いられるとのことです。

デジタル化されるコレクション、1920年代から1930年代の蝋管やアルミニウムディスクに録音された1,367の楽曲とのことです。

録音に当たっては、“IRENE”として知られる、ノースイースト文書保存修復センター(Northeast Document Conservation Center:NEDCC)が開発した、シリンダーやディスク上に刻印されている溝の超高解像度のビジュアルスキャンを取り、数学的にオリジナル音源と非常に忠実なデジタルサウンドファイルに変換する非接触型の技術を用いてデジタル化されるとのことです。

デジタル化作業は2016年夏に開始され、約1年間かけて実施されるとのことです。その後、デューク大学図書館のウェブサイトから2018年に公開される予定とのことです。

Library Receives Grant to Digitize Early Twentieth-Century Folk Music(Duke University Libraries,2016/1/7)
http://blogs.library.duke.edu/blog/2016/01/07/library-receives-grant-to-digitize-early-twentieth-century-folk-music/

DIGITIZATION OF HISTORICAL AUDIO COLLECTIONS(NEDCC)
https://www.nedcc.org/audio-preservation/about