2015年8月5日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、日本及び主要国の科学技術活動を客観的・定量的データに基づき体系的に分析した「科学技術指標2015」を取りまとめ公表しました。論文部分については「科学研究のベンチマーキング2015」として、より詳細な分析を実施して公表しています。
分析の結果、(1)日本全体の論文数が伸び悩みの状態であること、(2)日本国内でみると企業の論文数が低下し、論文に関する大学の役割が拡大しているが、国立大学の論文数は伸び悩んでいること、(3)研究の国際化に伴い世界で国際共著論文が急増しているが、日本はこの変化に充分対応出来ていないという問題点が浮かび上がったとのことです。
「科学技術指標2015」及び「科学研究のベンチマーキング2015」 の公表について(NISTEP,2015/8/5)
http://www.nistep.go.jp/archives/category/news/pressrelease
参考:
科学技術政策研究所、「科学研究のベンチマーキング2011」を公表
Posted 2011年12月28日
http://current.ndl.go.jp/node/19844
科学技術政策研究所、調査資料「科学研究のベンチマーキング2010-論文分析でみる世界の研究活動の変化と日本の状況-」を公表
http://current.ndl.go.jp/node/17312