カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)、図書館職員によるAIや機械学習を巡る経験や考え方に関する調査報告書を公開

2026年10月7日、カナダのオンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)が、大学図書館における人工知能と機械学習(AIML)を巡る図書館職員の経験や考え方に関する調査報告書“AI and Machine Learning Focus Group Report”を公開しました。

この調査は、2026年1月から6月にかけて、OCUL加盟館などから128人が参加するフォーカスグループ調査として実施されました。

報告書では、参加者はAIの利用に対してアクセシビリティや発見可能性の向上などの可能性を認める一方で、AIが作成するコンテンツの信頼性や正確性、プライバシーやセキュリティ、水やエネルギーの使用による環境への影響、情報リテラシーや批判的考察力への影響、図書館職員の雇用への影響などの点で懸念を抱いていることが報告されています。また、参加者が指摘したニーズとして、AIを巡るOCUL加盟館の連携、AIを利用・評価するための共有のリソースやフレームワーク、AIML能力の開発プログラム、複数のAIモデルの利用機会の提供などが挙げられています。

なお、2027年にも同様の調査が行われるとのことです。

Values-Aligned AI in Academic Libraries – Findings from the OCUL Focus Group Report(OCUL, 2026/10/7)
https://ocul.on.ca/2026-ai-machine-learning-focus-group-report

AI and Machine Learning Focus Group Report [PDF:37ページ]
https://ocul.on.ca/sites/default/public/2026-10/OCUL_AIML-FocusGroup_Report_2026.pdf

参考:
カナダの出版団体BookNet Canada、北米の書籍業界におけるAI活用に関する2026年の調査報告書を公開 [2026年10月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/285899