大学図書館におけるマイナー言語のコレクションとILLサービスの関係は?(文献紹介 )

大学・研究図書館協会(ACRL)の刊行する“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.76, no.2に、Joe Lenkart氏らによる“Measuring and Sustaining the Impact of Less Commonly Taught Language Collections in a Research Library”と題する記事が公開されました。

大学であまり教えられることのない言語の資料とILLの関係について、イリノイ大学アーバナシャンペーン校の複数年にわたる資料共有のデータをもとに分析したものとのことです。この記事では、まとめとして、購入が困難なコレクションや利用の低い資料を地域的あるいは国家的なレベルでサービスが提供できる機関に集約する、あるいは集中させることの実現可能性を検討しているとのことです。

Joe Lenkart, Thomas H. Teper, Mara Thacker; Steven W. Witt. Measuring and Sustaining the Impact of Less Commonly Taught Language Collections in a Research Library. College & Research Libraries, 76(2), 2015, p. 222-233.
http://crl.acrl.org/content/76/2/222.full.pdf+html