2015年1月12日付けの米Science誌オンライン版で、カリフォルニア大学出版局が新たに創刊するオープンアクセス(OA)メガジャーナル”Collabra”では、査読者と編集者に対して謝礼を支払うことが紹介されています。
Collabraは論文処理加工料(APC)を875ドルに設定する予定ですが、そのうちの250ドルを編集者と査読者への謝礼にあてるとのことです。支払いを受けた編集者・査読者は、自分で受け取るほかに、投稿者のAPC支払いの支援や、自身の所属機関からの投稿論文のAPC補助のために寄付することもできる制度も設けられるそうです。
Collabraは2015年3月から論文の公開を開始します。
New open-access journal plans to pay peer reviewers(Science、2015/1/12付け)
http://news.sciencemag.org/scientific-community/2015/01/new-open-access-journal-plans-pay-peer-reviewers
Collabra
http://www.collabraoa.org/
参考:
米カリフォルニア大学出版局、OAメガジャーナルの創刊とデジタルモノグラフプログラムの開始を発表 Posted 2014年10月28日
http://current.ndl.go.jp/node/27322