独アンナ・アマーリア公爵図書館、火災の続報

E239の続報です。

火災の影響を被った資料は、修復が不可能なもの約5万冊、修復は可能なものの深刻なダメージを受けたものが約6万2千冊あり、合計すると全蔵書の10%以上におよぶという。修復が不可能な資料の多くは17〜18世紀の資料であり、アンナ・アマーリア公爵(1739-1807)が収集した音楽のコレクションや、作家ジャン・パウル(1763-1825)の作品集、ギャラリーに展示されていた公爵の油絵肖像画35点などが含まれている。ただし、地下書庫に避難させた70万冊や、その他のインキュナブラ、貴重書類は無事であった。

修復が不可能なもの、ダメージを受けたものの目録作成は2006年まで続く見込みであり、この完成後に本格的な修復作業を行うという。

http://www.anna-amalia-library.com/aktu.html