2014年8月19日付けで、ノーステキサス大学のBrenda Reyes Ayala氏らによるウェブアーカイブの品質保証の実践をテーマにした記事“Current Quality Assurance Practices in Web Archiving”が公開されています。
国立図書館、大学などのウェブアーカイブを実施している54機関を対象に、ウェブアーカイブの品質保証のプロセス等について調査を行った結果がまとめられているようです。
調査の結果、ウェブアーカイブを実施しているほぼすべての機関で、ウェブサイトの品質保証のためのプロセスがあり、通常、Internet Archiveが提供するさまざまなツール等を利用したウェブサイト収集の後に、行われるとのことです。多くの機関では、品質の問題を認識してはいますが、再度ウェブサイトを収集したり、クロールしたコンテンツで手動で補ったりしている機関は少数であるとのことです。
記事では、品質保証の多くは手動で行われているとし、品質保証のプロセスの自動化の必要性を指摘しているようです。また、米国議会図書館における品質保証のプロセスの自動化の取組みも紹介されているようです。
Current Quality Assurance Practices in Web Archiving
http://digital.library.unt.edu/ark:/67531/metadc333026/
ABOUT WEB ARCHIVING(University of North Texas)
http://www.library.unt.edu/digital-projects-unit/about-web-archiving
参考:
ウェブアーカイブ文献一覧2013(資料紹介)
Posted 2013年7月9日
http://current.ndl.go.jp/node/23890