The Wall Street Journal誌(オンライン)に、2014年8月12日付けで、 Geoffrey A. Fowler氏による“Why the Public Library Beats Amazon?for Now”と題する記事が掲載されています。またその邦訳が、ウォール・ストリート・ジャーナル日本版に掲載されています。
記事は、米国の公共図書館の電子書籍サービスについて、現状、本当に読みたい電子書籍があるという強みを持つに至っていることを指摘しています。その上で、インターネットにより多くの書店が閉店し、事実上、図書館が本を見つけるためのショールームとなっている状況の中、出版社が、図書館を収入源の一つとして見ているだけでなく、マーケティングの媒体としても見るようになってきている、としています。
また、筆者は、スクリーン上で本を読むようになってから長らく図書館カードを使用していなかったものの、図書館の電子書籍コレクションを確認して、若い時に感じた図書館カードの力を、再び感じることができたそうです。
Why the Public Library Beats Amazon?for Now(WSJ, 2014/8/12付け)
http://online.wsj.com/articles/why-the-public-library-beats-amazonfor-now-1407863714
なぜアマゾンより図書館の方が勝っているのか―今のところ(WSJ日本語版、2014/8/14付け)
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303959804580090492319685022