2014年7月26日付け河北新報において、福島第一原発事故による警戒区域に指定されている福島県富岡町で、町内の民家に残された古文書等を搬出するプロジェクトが開始されたことが報じられています。搬出された資料は町内の歴史民俗資料館に一時保管され、防虫処理、放射線量測定の後、白河市の県文化財センター敷地内の仮保管庫で保存される予定とのことです。
富岡町の広報誌によると、プロジェクトの主な対象とされるのは、古文書や和紙のつづり、古いふすま・屏風、明治〜昭和頃までの写真、日記、手紙、新聞、寺や神社などの記録、行政区や財産区といった各種団体の記録など、地域の歩みを記している全てのものとのことです。
古文書保存プロジェクト始動 全町避難の富岡(河北新報, 2014/7/26付け記事)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140726_65002.html
富岡町の歴史・文化をまもりましょう!(福島県富岡町役場のfacebook)
https://www.facebook.com/town.tomioka.fukushima/posts/820390991306200
広報とみおか 2014(7) No.621
http://www.tomioka-town.jp/publicity/Files/2014/07/07/kouhou621.pdf
p.8-9にプロジェクトついての記事が掲載
参考:
警戒区域内の福島県3町からの文化財搬出作業が初めて行われる
Posted 2012年9月7日
http://current.ndl.go.jp/node/21781