JISC、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)による、デジタル化資料をより見つけやすくするための解決案を提案するレポート“Improving discoverability of digitised collections: above-campus and national solutions”が公開されていました。2014年6月3日付のJISCのブログで、このレポートの背景が紹介されています。
JISC、RLUK、SCONULは2013年6月から2014年1月までの期間で、共同プロジェクト“Spotlight on the digital”を行い、高等教育機関において、デジタル化資料をより発見しやすくするための現実的な解決策を機関レベル、国家レベルで検討してきたとのことです。
レポートでは、解決策として、「機関としての能力開発」、「情報集約の役割」、「技術展望についての検討グループ」、「信頼できる参照サービス(URL等)」、「再利用可能なソフトウェアツール」、「戦略的なコンテンツのプロモーション」、「オープンな使用許諾」という、7つの項目が提案されているようです。
Improving discoverability of digitised collections: above-campus and national solutions(JISC)
http://repository.jisc.ac.uk/5569/1/JISC_REPORT_spotlight_on_digital_WEB.pdf
Action on discoverability(JISC, 2014/6/3付)
http://www.jisc.ac.uk/blog/action-on-discoverability-03-jun-2014
Spotlight on the digital: how discoverable are your digitised collections?
http://digitisation.jiscinvolve.org/wp/2013/09/09/spotlight-on-the-digital-how-discoverable-are-your-digitised-collections/
参考:
E1129 – 学術雑誌を電子媒体のみとするための課題と提言(英国)
カレントアウェアネス-E No.185 2010.12.16
http://current.ndl.go.jp/e1129
英国研究図書館コンソーシアム等、オープンアクセスが研究者や大学、社会に与える影響について解説したレポートを公開
Posted 2012年1月12日
http://current.ndl.go.jp/node/19905