米消費者金融保護局と公共図書館が金融リテラシー教育に関するパートナーシップを結ぶ(米国)

2014年4月7日、米国の消費者金融保護局(Consumer Financial Protection Bureau: CFPB)が、公共図書館との間に、金融リテラシー教育に関するパートナーシップを結んだことをシカゴ連邦準備銀行で発表しました。シカゴ連邦準備銀行は2014年4月5日から12日かけて、金融リテラシーに関するプログラム“Money Smart Week”を開催しており、発表はこの期間にあわせて行われました。Money Smart Weekには米国図書館協会(ALA)も協力しています。

発表によれば、CFPBは公共図書館が利用者に対し、バイアスのかかっていない金融教育や情報源の提供を行える機関となるよう協力するとしており、具体的には図書館員に対し信頼性の高い金融情報源やプログラムについて知らせることや、オンラインあるいは対面でのトレーニングを図書館員に対し提供すること等を計画しているとのことです。CFPBは現在、9つの公共図書館との間で、利用者に合わせた金融プログラムを提供する実験も行っています。

Public Libraries to Take Center Stage in Financial Literacy(American Libraries、2014/4/7付け)
http://www.americanlibrariesmagazine.org/article/public-libraries-take-center-stage-financial-literacy

参考:
米国図書館協会、2014年の“Money Smart Week @ Your Library”に向けて無料ウェビナーを実施
Posted 2013年10月8日
http://current.ndl.go.jp/node/24540

RUSA、図書館における金融リテラシー教育サービスの提供に関するガイドラインの作成に向け、プロジェクトの総括責任者を公募
Posted 2013年8月29日
http://current.ndl.go.jp/node/24268

図書館員は学生の金融リテラシーへの支援を:C&RL News誌のコラム(米国)
Posted 2013年12月5日
http://current.ndl.go.jp/node/25011