2014年2月10日付けの米Library Journalオンライン版記事で、ワールド・ブックナイトに参加する図書館が増加中であると報じられています。
ワールド・ブックナイトは2011年に英国とアイルランドではじめられた、世界図書・著作権の日である4月23日に、ボランティアによる図書配布など大人のための読書振興イベントを行う試みです。米国では2012年から行われています。2013年には全米50州、5,200の街からボランティアが参加したほか、1,055の図書館・書店も参加していたとのことです。
2014年のワールド・ブックナイトでは、ニューヨーク公共図書館が2014年に配布される予定の図書の著者を招いたトークイベントの開催を企画しています。同館が公式にワールド・ブックナイトに関わるイベントを主催するのは今年がはじめてとのことです。また、カリフォルニア州のHayward Public Libraryではワールド・ブックナイトにあわせて利用者向けに読書振興企画を行うほか、参加するボランティアにコミュニティ・サービス・プロジェクトへの参加も促すなど、一夜だけにとどまらない活動につなげていく動きも出ているそうです。
Libraries Expand Support for World Book Night(Library Journal、2014/2/10付け)
http://lj.libraryjournal.com/2014/02/publishing/libraries-expand-support-for-world-book-night/
World Book Night US
http://www.us.worldbooknight.org/
参考:
100万冊を配る“World Book Night”(英国) Posted 2011年3月7日
http://current.ndl.go.jp/node/17726
ワールド・ブックナイト2014、米国で配布される書籍は? Posted 2013年10月25日
http://current.ndl.go.jp/node/24683
E1290 – 100万冊に愛を込めて World Book Night 2012が開催 カレントアウェアネス-E No.215 2012.05.24
http://current.ndl.go.jp/e1290